展示の場所は、全てのホールの中で最もハイエンドなインテリア商品の並ぶホール7。ブースサイズは幅,奥3000mm高さ3500mm。 壁の色はアイボリーで展示台は白。 展示品が際立つよう周りの色を排除した。

奥の壁の中心に『ステッキを持つ紳士』のイラストを据えて、その両側に展示台を設置。 紳士のイラストは高さ2,000m。展示台を末広がりの『八の字型』にして、奥のイラストに注目が集まるようにした。 このイラストに目線を集めることで、この展示の内容を瞬時に伝える効果もある。 上からのスポットライトも有効だった。

釣り好きの人を引き付ける為に、右手前に長い釣竿を配置。 これにより、何人もの愛好者が釣れた。 好きな人は、それが外国人であっても目の色を見れば分かる。生まれて初めて持つ竹製の竿に興奮を隠せない人もいた。１小間だけの小さなスペースだったが、デザイン力によって適当な効果が出せたのではないかと思っている。